どうも。今日は高校生の進路変更についてお届けします。
これまで、「学校を変わったことがある」「転校したことがある」経験はありませんか?
私は、小さいころ幼稚園を転園したことはありますが、みなさんはどうでしょう。
理由としては親の転勤による引っ越しなどが多いと思います。
そして、小学校や中学校ぐらいまでと比較し、あなたが高校生になるころには生活環境も落ち着き「学校を変わる」ことが減る傾向にあるのではないですか?
高校を変わるというのは一般的に「転校」「進路変更」といわれますが、
・引っ越し
・学校をやめる
ことが多くの理由に挙げられます。
また、「自ら学校を変える」「学校を変えなくてはならない」の状況によって大きく選択肢が変わります。
私も現役の高校教員として、在籍する生徒や知り合いから相談を受けますが、一人ひとりの状況によって大きく対応が異なります。
それでは、さっそく解説します。
学校を変わる理由と変わる方法
多いのは今いる高校から「事情があって」新しい高校に移ることです。
これは
・家族での引っ越し
・自身の活動のため(芸能活動やプロスポーツなど)
・今の学校が合わない
・成績不良等による留年
・学校を辞めざるを得なくなった
等、さまざま理由が挙げられます。
私も「今、通っている学校に対して〇〇」や「不満や悩みがある」せっかく勉強を頑張って入学したので何とか高校は卒業したいといった相談を受けます。
そんなときは、その人の「学校を変わる事情・状況」を教えてもらってアドバイスしています。
高校を変える「転校」することを希望する場合は、「転入学」もしくは「編入学」となるのでそれぞれの違いをお伝えしています。
高校を転校する~転入学と編入学~
それでは、転校について説明しましょう。
高校教員の目線から、もしもあなたが選択できる状況であれば、転入学を選ぶことをお薦めします。
転入学だと在籍期間が途切れることなく、修得単位など引き継ぐことができることに対し、編入学は空白の期間ができてしまうため、予定の卒業年がずれる可能性がります。
また、「中退」というマイナス要素を避けることができます!
転入学
現在、在籍している学校から新たな学校に移ることを言います。
転入学は、ある程度学校を変わるタイミングを自分で選べることができる人に限られます。
もしも、あなたが選べる、もしくは年度末まで待てるのであれば、転入学をお薦めします。
転入学の場合、双方の高校が連絡を取り合って、手続きを進めることになります。
修得している単位を引き継ぐことになるので、年度途中だとそれまでの単位が修得できていない可能性が高いのでタイミングは学年の切り替わる年度末がベターです。
編入学
在籍している学校をやめてから、別の高校に再入学することを言います。
また、在籍していた学校が高校ではない場合、編入学しか認められないケースがあります。(高等専門学区や高等専修学校など)
編入学は、新しく入学を希望する学校と個人でやり取りをすることになりますので、準備が整い次第入学できます。
事前に情報収集を~知らないと失敗する~
学校を変わるというのは、理由もひとそれぞれなので、「前向きな」ものもあればそうでないものもありますね。いざ、学校を変わるときに重要なことがあります。
地域のルール
各都道府県でルールが異なります。このルールを知っているかどうか大きいですね。
私自身も、アドバイスする際は必ず調べて共有します。あなたのお住まいの地域はどうですか?
例えば、私の住んでいるA県は、「全県一区」なので、
・A県内の公立高校から公立高校には転校できない
・A県に住んでいて、B県の(私立)高校に通っている生徒はA県の公立高校には転校できない
・B県からA県へ一家転住の場合、A県の公立高校へ転校できる
というルールがあります。
ということは、前提としてA県内で転校する場合は私立になるということです。
目標は高校卒業?
私が相談、アドバイスをしているとき「高校に転校できないかも?」ということがまれにあります。
それは、在籍している学校が高等学校でないときです。その場合は、編入学のみとなるので卒業時期が遅れる可能性が高くなります。
また、留学という名目で海外のインターナショナルスクールに入学している場合も編入になります。
高等学校の卒業資格や、現役で卒業することを強く望む場合は、高等学校に入学するようにしましょう!!
いかがでしたか?思っていたより、複雑ですよね?
ぜひ、あなたの住んでいる地域のルールを学校の先生に聞いてみてください。
学校を変わることが前提ではないですが、失敗しない進路のためにやっぱり大切なのでは丈夫収集です!!