どうも。現役高校教員のTaiです。
今日は私が、最近多く受ける相談についてお答えします。
内容は「パソコンやタブレット必要ですか?」「Wi-Fiは必要ですか?」という相談です。
答えはズバリ・・・「必要!!」です。日本全体でICTを活用した勉強法を推進しているから。というのが理由です!
「GIGAスクール構想」って聞いたことありますか?説明すると、日本全体で取り組んでいて「コンピュータを活用して勉強しよう」という構想です。
私の学校でも、生徒に「もうすぐ、スマホを授業で使うかも」と言ったら、「どうやって使うの?」という返答が多いです。
それぐらい、コンピュータを使って勉強するというのは馴染みのないことです。
「授業でコンピュータを使って授業するぞ」といつ言われても困らないように、未来の勉強法ついて解説します!!
GIGAスクール構想って何?
それでは、まず、どんな構想なのか知るところから始めましょう。
簡単に言うと
・生徒一人につき一台の学習用ICT端末を用意
・学校内ネットワーク環境
を全国的に整備して、ICT教育を持続的に実現しようという構想です。
ちなみにGIGAの略はGlobal and Innovation Gateway for Allです。
最近、いろんな学校で入学者対象に授業のICT化について話がされているように思います。
小学校でプログラミングを学ぶため、中学→高校→大学・専門学校でICT環境が整っていくことになりますよね。
その影響を考えると、勉強方法も絶対に変わります。
実際、私の学校では、「学習(動画受講」し「学習報告(課題提出」を 学校独自のネットワーク(ポータルサイト)で行っています。
現実はどうでしょう???
スマホはかなり普及していますが、私自身、1か月に生徒がネット環境を必要とする勉強をした場合、「約50ギガバイト」が必要であると試算しました。
これだけ見ると、かなりの負担ですよね。
ご家庭でも、パソコンやタブレット、ネット環境を整備できれば良いのですが、できない場合もあると思います。
実際にオンライン授業を実施したとき(春の休校期間中に)一律に行うことが難しかったと思います。
ICTの勉強に慣れよう!
私の場合、スマホや持っていればタブレットを使って自宅学習をして慣れることをお薦めしています。例えば、「調べる」「書く」「計算する」全般ですね。
勉強の内容が、学校独自のネットワークを使用するものはなく、個人のことであれば、フリーWi-Fiでも大きな問題はないでしょう。
ICT化が進んだ場合、
・教科書(動画、3D映像)
・課題(全体、個別)
・プレゼンテーション
などすべて、コンピュータで行うことになり、授業形態も一気に変わると思います。
まずは、今の宿題など「スマホ等で調べる」「文書や表計算のソフトを使ってみる」ことから始めるのが良いでしょう。
私の学校では「総合的な探求の時間」など調べが必要な授業等でスマホを使うことを許可しています。あなたの学校はどうでしょう。
世界の学生を対象に実際に行われた調査で、こんな結果が出ました。
「ICT端末を使って課題をする」「勉強のためにインターネットで検索する」利用状況が平均に比べかなり下回っているようです。
逆にゲームやSNSなどは上回っているとのことで、どれだけ勉強にコンピュータが使われていないか明らかになっています。
普段の使い方である「SNS」「動画」等をはじめ勉強でどう活用できるのか?考えてみるのも面白いかもしれませんね。
※さっそく、私も学校の生徒に聞いてみますね!!
学校での学びは確実に変わる!?
近い将来「生徒ひとりに端末が1台」「学内のネット環境」が整備され、学びの環境も大きく変わるでしょう。
私は生徒に、こんな風に変わると話しています。
・一斉授業では一人ひとりの反応は把握できる
クイズ番組で司会者が回答者の答えを把握しているイメージですね。
・能力に応じた学習に取り組む(学習履歴の記録)
→成績や得意不得意科目に対応した課題の実施
・リアルタイムでの情報共有
→学外でもタイムリーな情報交換(SNSのチャット)
もしも、明日から「課題はスマホで提出」と言われても大丈夫な準備をしましょう!!
スマホやパソコンには、生徒のほうが年配の先生より慣れていますから、すぐに馴染むことができると思います。日々のスマホの使い方を少し「変換」してみませんか?
ぜひ、トライしてみてください!