教育

「学び直し」で苦手な勉強を克服できる!~現役教師の経験談~

どうも。現役高校教員のTaiです。

今日は、あまり聞きなれない「学び直し」についてお届けします。

その前に、普段生徒とよくあるやり取りについて紹介します。

私 「来週からテストだね。勉強してる?」
生徒「してるよ~。でも○○(科目)が苦手で心配」
私 「○○(科目)は基礎ができないとね。」
生徒「中学の頃から苦手で・・・」

こんなやり取りをしたことありませんか?

あなたも、勉強が苦手、決まった科目に苦手意識がある、こんな経験ありませんか?

少なからず、あると思います。

1科目、2科目なら苦手があっても何とかなりそうですが、人によっては、勉強の基礎をつくる小中学校で躓いてしますと勉強自体が「嫌い」になってしまう人もいます。

私も、これまでの経験の中で、勉強がコンプレックスとなり、不登校になったり、退学する生徒をみてきました。

そんな苦手やコンプレックスを払拭してくれるのが「学び直し」です。
それではさっそく解説します!!

学び直しって何?

そもそも「学び直し」といワードは、学校以外でも注目されています。

社会人を対象とした学び直し(通種:リカレント教育)は新しい知識や技術修得し、仕事の幅を広げたり、キャリアアップにつなげることを目的としています。

特徴は学びたいときに、学びたい分野にチャレンジできるということです。「再度学ぶ機会を設ける」という意味合いが強いでしょう。

学校における「学び直し」はその名の通り、「復習する」という意味が強くなります。
つまり、学校に通いながら「過去に学んだことを改めて学ぶ」ということです。

学校における「学び直し」は未学習の復習

小中学校時代に不登校等の長期欠席で学んでいないことを未学習といいます。

そして、本人の能力、レベルに合わせた未学習の「学び直し」ができる学校が増えてきています。

特に通信制高校では環境が整っており学校が増えてきています。

私の学校でも、チャレンジする生徒が多いですね。

学び直しの形態

これは、学校によって様々です。

多くの学校は、授業外の個別指導・少人数クラス・習熟度レベル別・科目別等々があります。

教材は、教科の先生が準備した教材を使うことやICTコンテンツ(市販教材)を学校指定教材として使うことが多いです。

私のおススメは、ICTコンテンツを使用する学び直しです。

学校だけでなく、自宅学習ができるというメリットがあります。無理なく自分のペースで進めること(戻ることもできる)ができるのも特徴です。




学び直しにチャレンジしたら・・・

それでは、実際に学び直しに取り組んだ生徒の感想はどうでしょう。

私の経験上、「やってよかった」「勉強が楽しくなってきた」「新しい目標ができた」という生徒がほとんどです。

「理解できた」を経験することで次につながるケースが多いですね。

・中学レベルの基礎学力の定着
・高校レベルの苦手分野の克服
・高校レベルの得意分野を伸ばす

この3つが成績アップという形で目に見えるので、それは楽しくなりますよね。

考えるよりまずは一歩踏み出そう!!

私自身、中学生や高校生と話す中で感じることは、

・自分は勉強が足りていないと感じている
・勉強に苦手意識がある
・勉強が面倒に感じる
・費用が掛かると感じる※高校では学び直しの経済的支援も行われています。

このように感じている人が多いことです。

ですが、その人たちも「学ぶ」機会を探しているのも事実です。

そして、学び直しを知った時に踏み出せない理由は「恥ずかしさ」「もう一度やるの?」「勉強への苦手意識」です。

いろんなことを考えずに「やってみる!!」ということが大切です。

私が、悩んでいる生徒にするアドバイスは「楽しいことをイメージしよう」ということです。

勉強ができるようになったら、「学校が楽しくなる」「目標の○○大学に合格」など充実した理想の学校生活に近づくと思います。

そして、なにより勉強が楽しくなります!!

ぜひ、「学び直し」の機会があれば、チャレンジしてください!!

一歩踏み出した先に、明るい未来が待っています!