教育

オンライン授業とは「未来の学び」!教育現場の今を届けます!

こんにちは。今日は、各学校で実施傾向にあるオンライン授業(授業スタイル、学びの環境)についてお届けします。

3月から、多くの学校が休校措置をとってきました。その後、全国的に6月1日から再開したものの、分散登校など(都道府県によって、学校滞在時間も限定)まだまだ休校の影響はありますよね。皆さんの学校はどうですか?

これから、学び、授業はどう変わっていくのか?気になりますよね。

それではさっそく解説します!!

休校の影響は???

実質の休校期間は2ヶ月となりました。

学校再開後も、フルに登校できているわけでもなく分散登校や短縮授業など、感染拡大を防ぐ取り組みが行われています。
仕方ないとは思いますが、
・授業時数の確保
・学びの保証

が生徒に与える大きな影響として挙げられます。細かいことも含めると「実技授業の実施」「体験学習」「大学入試対策」などもありますね。

僕の学校でも生徒が学校に来ることができないことに対する「不安」や「心配」する声が多く、担任の先生がこまめにコミュニケーションをとっていました。

僕の学校は通信制なので、今のところ休校による大きな影響はありません。ですが、学校種問わず影響はあり、その対策として多くの学校で「オンライン授業」が導入されています。




オンライン授業とは?

授業時間を確保する方法として「オンライン授業」が多くの学校で実施されています。
大きく分けると
・講義型
・同時双方向型

の2つです。

講義型

僕の学校では今までもオンライン授業は実施しているのですが、多くは「講義型」でした。

各動画で教科、範囲が決められていて、「画面に映っている先生の講義を受講する」というものです。
この型は、通信制に通う生徒であれば一般的に認識されています。

「NHKの○○講座」と同じイメージなので見たことがある人もいるでしょう。教科書会社が発行する電子媒体を使用することもあり、当初はこの方法で学びを進めた学校も多かったと思います。

また、今回の休校を機に、独自で授業動画の作成に取り組む学校もありました。

とある教育委員会から要請があり、教育系のYouTuberが授業動画の作成方法、機材の選び方、動画の編集方法をアドバイスしたとの報道もあります。

僕の同僚の先生も自分で、担当の授業を自分で撮影・編集し、アップし生徒が視聴しています。

感想が寄せられるのですが「○○先生、緊張している」「だいぶ慣れてきて授業が分かりやすくなった」など生徒も新鮮で、よく見ているようです。動画に関しては生徒が、1枚上手かもしれません。(笑)

同時双方向型

先生の多くが「初」の試みであったように思います。

特に世代によって得意、不得意がはっきり分かれたのではないでしょうか?

先生、生徒がオンラインでつながりクラスやグループでリアルタイムに授業をするというもので、Google MeetZoomを使っている学校が多いようです。

やはり先生と生徒がコミュニケーションをとるため、受講型より学びは大きいように感じます。

僕の学校でも休校期間を経て、初めて同時双方向型のHRを実施したとき、生徒たちも盛り上がって参加していましたね。

学校に来れないのでSNSでのやり取り多い中、久しぶりに顔を見て話したのはうれしかったのではないかと感じます。楽しそうに話しているのが印象的でした!!

今後の課題は・・・?

オンライン授業の課題としては
・生徒が自宅でオンライン授業の環境を準備できるのか?
・教員、生徒のICT対応スキル(設定など)
・教員のオンライン授業スキル
・生徒のモチベーション
・生徒の授業への参加方法

などが挙げられます。

いくら、「オンライン授業を実施する」と決めても、経済的理由などで準備することができなかったり、来なかったり、PCなどに慣れていない先生、生徒がそれぞれ設定する労力も未知数的なところがあります。

僕の学校でも生徒の設定にかなりの時間を費やした先生もいました。

また、慣れてくると、カメラをオフにして何をしているかわからない生徒も出てきます。

参加する側のモラルもありますが「オンライン授業用の校則」など新たなルールができるかもしれませんね。飽きさせない授業やホームルームなど先生の力の見せどころでもあります。

オンライン3者面談オンライン入試などの実施も普通になるかもしれませんね。

最初のうちは、新鮮ですがどんどん飽きてくるようです。同僚のこども(小学校3年生)はオンラインHRの際、カメラをOFFにしてジュースを飲むそうです。

それを聞いた他の先生はさっそくカメラをOFFにする生徒に声がけしていました。

先生 「お~い ○○さ~ん」
生徒 (2、3秒経って)「はい!」 (笑)

教育環境の整備も学校を選ぶポイントに!

以前から、ICT教育の整備というのは叫ばれていました。

多くは、デジタルデバイス(タブレットやパソコン)をどのように授業で活用するのかが課題でしたが、整備の位置づけが大きく変わってきています。

課題のひとつとして、都市部と地方の格差も挙げられます。

生徒の指導要録など重要保管書類も電子保管している学校もあればすべて手書きという学校もあります。(みなさんの学校はいかがでしょう?)

文部科学省主催の会合に参加した時も、この手の質問が地方の先生方から挙がりました。

通学が前提とされ学校内での整備が中心でしたが、これからは学校に通わなくても学びを担保できる環境が求められます。

・デジタルデバイスを使用した教育環境の整備
・オンライン授業等の教育コンテンツ

これからの学校は、未曽有の事態にもどれだけ対応できるのか?これも学校として求められるポイントになりそうですね。