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高校は「私立」「公立」どっちがいいの?~高校教員が違いを解説~

どうも。現役高校教員のTaiです。

今日は、学校の「私立」「公立」の違いについてお届けします。

私の学校は通信制なので、特性上、進路変更で入学してくる生徒が半分以上を占めます。

その生徒たちが以前いた学校は、「私立」「公立」様々です。

学校を変わる理由は本当に人それぞれですが、少なからず通っていた学校の影響はありますよね。

「学校が楽しい」「生活が充実している」のであれば、変わる必要がないわけです。

※たま~に学校を変わらないといけない人もいますが・・・。

私も高校教員という仕事柄、いろんな方から相談を受けてきました。「うちの子は私立、公立どっちがいいと思いますか?」「○○大学に行くなら私立がいいですか?」などです。

けして、「私立」が良い「公立」が良い。というのはなく、それぞれに特色があります。

その特色を理解し、何が自分に合っているのかを考えると答えは見えてきます。

いきなり、何が自分に合っているのかを考えるのはむずかしいので、違いや特色を整理しながら一緒に考えましょう!!

「私立」と「公立」何が違うの?

まずは、「私立」「公立」を比較するときにどのように比較すると思いますか?

私が相談を受けたときに違いがありそうな点について質問しています。

私が話を聞いていて、「先入観が強い」と感じるのは、私立に対するイメージです。もちろん、各都道府県での知名度によってある程度どんな学校か知られています。

ですが、大きくまとめると私学のイメージはこんな感じですね。
・学力が高い(進学率が高そう)
・学費が高い
・自由な校風
・部活動に力を入れている
・校舎などがきれい
・勉強のフォローアップが充実している
聞いていてなんとなく、あっているように思いますが、もう少し詳しく知る必要があります。

私の経験上、「私立」「公立」の絶対的な違いは、学校の運営をどこが行っているかとしています。

わかりやすく言うと
私立は学校法人
公立は都道府県
が運営しています。

私立は学校法人独自の方針に沿って自由度高く、運営することができるのに対して、公立高校はその都道府県の方針に沿って運営することになります。

ですから、「違い」というのは
・学費
・部活動
・公立高校にはない学科、コース
・校舎や施設
この4つと言い切ってもいいと思います。




「私立」を選ぶ決め手は?

先ほど、お伝えした通り、「私立」ならではの違いは4つだと私は考えています。

この4つ以外は、同じ公立の中でも違いがあるので、「私立」「公立」でのちがいあるとは言えないでしょう。

公立高校でも
・偏差値の高い大学への進学率が高い、就職率が高い
・校風が自由 校則が厳しい
・特色ある学科、コース編成がされている
・学校が塾の機能を果たす
など違いは様々です。

ですから、「私立」を選ぶのであれ公立にも、他の私立にもない「〇〇」が決め手になるのではないでしょうか?

私が、もしも「私立」を進めるならばこんなケースです。
・全国大会常連の部活動がある
・芸能コースがある
・○○大学への進学率が高い特進コースがある
こんなケースでしょうか。

この3つの例はいずれも「公立」では難しいでしょう。「これしかない」というのが迷わず私立を選ぶべきです!!

結局「私立」「公立」どっちがいいの?

結論から言うとどちらが良いというのはありません。
要は選ぶまでの過程が大切ということです。

私が、あなたにアドバイスをするなら
「〇〇がやりたい」
「〇〇大学に行きたい」
「〇〇高校の〇〇部に入りたい」
こんな自分の目的、目標を達成できる理由があるのであれば、私立をお薦めします。

公立でも、私立でもあなたが高校生活に求めること、大切にしたことがあると思います。
・自由な校風
・かっこいい、かわいい制服
・自分に合った学力
・楽しい学校生活
いろいろ特色があると思います。

その学校の特色が、自分に合っている学校を選びましょう

そして、入学した高校で充実した高校生活を送って、「この学校に入ってよかった」と思ってもらいたいです!!