どうも、Taiです。
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1月22日に文部科学省から一部の通信制高校で不適切な教育内容があったと報道されました。
文部科学省はこれに対し、省令などの改正する考えを示しているそうです。
一般的に評判が良いとは言えない通信制高校。
ですが、中には全日制に引けを取らない教育内容で運営している高校もあります。
これから、進学を考える中高生や保護者の方もいると思うので、これまでの通信制高校の現状や、文部科学省の取組など紹介してきます。
進路選択の一助になればと思います。
これまで報道された不適切な運営!
・洋画鑑賞を見て、「英語」のスクーリングとして扱う
・テーマパークでのおつり計算で「数学」のスクーリングとして扱う
・自動車免教習所に通うことで「道徳」のスクーリングとして扱う
・アルバイトを「特別活動」として扱う
・在籍生徒数に見合わない施設(ビルの一室利用など)
このような、ずさんな運営が判明しています。
通信制高校の運営における明確な規定(施設や教員配置など)が定められていないことも要因としてあげられます。
ですが、教育に携わるうえで、常識的な判断ではないとおもいます。
文部科学省の取組・対策は?
2015年に某通信制高等学校の就学支援金不正受給と同時に、不適切な運営が発覚しました。
そして、翌年に教育運営改善緊急タスクフォースが立ち上げられ、協力者会議が開催されています。
2016年から5年をかけて、
・高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン
・高等学校通信制教育の質の確保・向上方策について
これがまとめられ、省令なども改正されています。
現在も、協力者会議は継続中です。
また、文部科学省を中心とした緊急点検も実施されていて、通信制高校の適切な運営に向けて改善がなされています。
今後さらに詳細に省令が改正される可能性があると示されています。
通信制高校の評判 まとめ
いかがでしたか?
通信制高校の現状として、これまで不適切な運営が是正されるよう文部科学省が動いています。
これに伴い、今後は適切に運営している学校のみ残っていくことになります。
通信制高校は年々、在籍生徒が増えています。
ですが、実際に増えているのは、一部の大手通信制高校となっています。
つまりは、適切な通信教育運営を行っている学校が大きくなっていることを指します。
もし、通信制高校を進学先として考える際は、生徒数の推移や教員数、施設、緊急点検の実施有無などを確認してみるとある程度の確認ができると思います。
現役の高等学校教員として、適切に運営する通信制高校が増えてほしいと思います!!